NAVERのニュースにとても心温まる記事を見つけたので抜粋して翻訳してみました^^
(オーマイニュース ユ・ソンエ記者)
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http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&oid=047&aid=0002070441&sid1=001(オーマイニュース ユ・ソンエ記者)
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『僕たちが手を繋いで走ったことがこんなに話題になるとは思わなくて…実は戸惑っています』
グラウンドでサッカーをしてきたと息を切らして職員室脇の休憩室に入ってきた子ども達。
8日午後〈オーマイニュース〉が京畿 龍仁 陽智面第一小学校で出会った6年2組 シム・ユンソプ、ヤン・セチャン、オ・スンチャン、イ・ジェホン、キム・ギグクくんたちは皆、最近集まっている関心に「驚いた」と話した。インターネットで「感動の運動会」と題した写真によって伝えられた彼らは、この出来事がなぜこんなに話題になるのかわからず戸惑った様子だった。
運動会の日の朝、家族に「(徒競走)出なきゃダメか」とも言った。「障害物リレー」をしていたその日も友達の後ろを遅れて走っていた。
驚きの出来事はその時に起こった。キムくんと競走し、前を走っていた友人たちが突然立ち止まり、遅れて来るギグクくんを待って彼の手を繋ぎ、揃って決勝戦を通過したのである。
「1人で1等」より「皆一緒に1等」を選んだ子どもたちが映ったこの写真を見た人々は「涙が出た」「大人なのにむしろ子どもから教えてもらった」などのコメントを残した。
この日初めて会ったギグクくんの身長は約114センチ。同じくらいの年齢の友達の横に立つと胸か肩くらいで通常の小学生2年生くらいの身長だ。周りより背が小さいキムくんは階段の上り下りが大変なだけでなく、遊園地に行っても身長の制限によって乗りたいアトラクションに乗れないこともあった。運動会の当日、キムくんはどうだったのだろうか。
「最初は(なぜなのか)本当にわかりませんでした僕は。急に前でジェホンとセチャンが走るのをやめたので、あれ?二人とも脚が痛いのかな?と思ったんですが、急にみんな戻ってきて僕の手を握ったんです。気持ちがこみ上げてきて涙が出ました。なぜなら僕にとって(小学校での)最後の運動会なのに今まで一度も1等になったことがない僕にこんな素敵なプレゼントをくれたから…」
キムくんはその時を振り返り「(走りながら)今日も負けたなと思ったのにびっくりした」と「友達にはありがたくもあり申し訳なくもあって涙が出た」と話した。友達の前だったため気恥ずかしい様子で言葉尻を濁したが「ありがたかった」という表現だけははっきりとしていた。声も大きく闊達なキムくんはよく喋り噂が早く知れ渡るので学校では「ポックギ」というあだ名で呼ばれているそうだ。(※カッコウを表すポッククとギグクという名前をかけているのだと思われます)
『馬鹿にしたと思われるかもしれないと心配…ありがたく思ってくれて僕たちもありがたい』
「ビリのない運動会」のために一緒に手をつないで走ろうというアイディアはギグクくんの隣の席で、学級委員であもあるイ・ジェホンくんから提案された。
「ギククにとって最後の運動会だけどどうしようか」という先生の悩みを聞いて仲の良い友人たちと話し合ったのだそうだ。
1人で1等になりたいという欲はなかったのだろうか。ギグクくんの親友であり6年間同じクラスだった’芸人’ウォンソプくんは「いやあ、競走で1位になったところで別に大したことないじゃないですか」とわざと冗談を飛ばした。痩せていて「骨」というあだ名のついたスンチャンくんも「むしろギグクがありがたいと言ってくれて僕たちもありがたいですよ」と話した。
「ちょっと心配したんです。僕たちがスピードを落として手を繋いだら、ギグクが感動するかもしれないけど、逆に馬鹿にされたと思って怒るかもしれないと思ったんですよ。負けず嫌いならそういうこともあるじゃないですか。でも感動したって言ってくれたので…」(イ・ジェホンくん)
驚くほど大人っぽく話していた子ども達たちだったが、言葉の下から「ところで僕たち皆1等になったのになんで賞品くれないの?」とお互いに首をかしげていた。「算数の勉強したくないからインタビューもうちょっとしてくれませんか」とせがんだり「(僕たちの学校の)2年生の子たちは’中2病’にかかったみたいです。言うことも聞かないし何を考えてるのか全然わかりません」と不平ともいえぬ不平をこぼしたりもした。
担任の先生である’ワル先生’チョン・ヒウクさん(54)は「運動会の時子ども達が手を繋いで走る姿を見て子どものお母さんたちも私もぼろぼろと泣きました。その時の気持ちは本当に…言葉では上手く表現できない」とわずかに涙ぐんだ。チョンさんは「教育とは結局、共に手を繋いで一緒に歩んでいくこと」だと話し、「ギグクが生きていくうえで辛いことは多いだろうが、一緒にいれば誰かが希望をくれるということをわかってくれると嬉しい」と付け加えた。
『感動は良いがもしかしたら非教育的ではないかと懸念されるので気持ちだけ受け取る』
今回の出来事が広く知れ渡ったことでギグクとその友人たちは有名人になった。写真を見て感動したという人達から、奨学金を送りたい、賞を与えたいなどの連絡が絶えず、職員室は業務が麻痺する程だという。子ども達に会いたいと釜山からわざわざ訪ねてくる人もいたそうだ。地上波放送・ラジオでの子ども達に対するインタビューの依頼も絶えなかった。
しかし先生たちはこのことがかえって子ども達に良くない影響を与えるのではないかと心配していた。ホン・ジョンピョ校長(50)は「子どもたちの行動は大変感心すべきことだが、一方でこんなに話題になることが心苦しくもある。社会が索漠としている証ではないか」と人々に感動を与えることは良いが、もしかしたら子ども達にとって教育的に否定的な影響を与えるのではないかと懸念されることを語った。
ホン校長は「今回の出来事によるご厚意はほぼ丁重にお断りしている」とし「代わりに子ども達にはこんなことがあったと伝え、皆のことを温かく見守ってくれている方々がこんなにたくさんいる、君たちがこれからも友達を思いやる大人に育ってほしいと思っているからだよと必ず話してあげるようにしている」と話した。
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障がいをもつギグクくんに優しくした、という単純なことではなくて
相手を思いやる行為が厚意の押し付けになるのではないかと深く考えながら
行動に移すことができた彼らに拍手です。
ギグクくんも友達の気持ちをまっすぐに受け止め「ありがとう」と
そしてその反応を受けて「ギグクがありがたいと言ってくれて僕たちもありがたい」と話す
友達との友情にも感動しますね!
そして担任の先生や校長先生の言葉にも、考えさせられるものがあります。
素敵なエピソードであり、すべての人がこの子ども達のように行動できるわけではありませんが
こんな出来事が記事に書き起こせないほどたくさん起こるといいなと思いました。
「1人で1等」より「皆一緒に1等」を選んだ子どもたちが映ったこの写真を見た人々は「涙が出た」「大人なのにむしろ子どもから教えてもらった」などのコメントを残した。
この日初めて会ったギグクくんの身長は約114センチ。同じくらいの年齢の友達の横に立つと胸か肩くらいで通常の小学生2年生くらいの身長だ。周りより背が小さいキムくんは階段の上り下りが大変なだけでなく、遊園地に行っても身長の制限によって乗りたいアトラクションに乗れないこともあった。運動会の当日、キムくんはどうだったのだろうか。
「最初は(なぜなのか)本当にわかりませんでした僕は。急に前でジェホンとセチャンが走るのをやめたので、あれ?二人とも脚が痛いのかな?と思ったんですが、急にみんな戻ってきて僕の手を握ったんです。気持ちがこみ上げてきて涙が出ました。なぜなら僕にとって(小学校での)最後の運動会なのに今まで一度も1等になったことがない僕にこんな素敵なプレゼントをくれたから…」
キムくんはその時を振り返り「(走りながら)今日も負けたなと思ったのにびっくりした」と「友達にはありがたくもあり申し訳なくもあって涙が出た」と話した。友達の前だったため気恥ずかしい様子で言葉尻を濁したが「ありがたかった」という表現だけははっきりとしていた。声も大きく闊達なキムくんはよく喋り噂が早く知れ渡るので学校では「ポックギ」というあだ名で呼ばれているそうだ。(※カッコウを表すポッククとギグクという名前をかけているのだと思われます)
「ビリのない運動会」のために一緒に手をつないで走ろうというアイディアはギグクくんの隣の席で、学級委員であもあるイ・ジェホンくんから提案された。
「ギククにとって最後の運動会だけどどうしようか」という先生の悩みを聞いて仲の良い友人たちと話し合ったのだそうだ。
1人で1等になりたいという欲はなかったのだろうか。ギグクくんの親友であり6年間同じクラスだった’芸人’ウォンソプくんは「いやあ、競走で1位になったところで別に大したことないじゃないですか」とわざと冗談を飛ばした。痩せていて「骨」というあだ名のついたスンチャンくんも「むしろギグクがありがたいと言ってくれて僕たちもありがたいですよ」と話した。
「ちょっと心配したんです。僕たちがスピードを落として手を繋いだら、ギグクが感動するかもしれないけど、逆に馬鹿にされたと思って怒るかもしれないと思ったんですよ。負けず嫌いならそういうこともあるじゃないですか。でも感動したって言ってくれたので…」(イ・ジェホンくん)
担任の先生である’ワル先生’チョン・ヒウクさん(54)は「運動会の時子ども達が手を繋いで走る姿を見て子どものお母さんたちも私もぼろぼろと泣きました。その時の気持ちは本当に…言葉では上手く表現できない」とわずかに涙ぐんだ。チョンさんは「教育とは結局、共に手を繋いで一緒に歩んでいくこと」だと話し、「ギグクが生きていくうえで辛いことは多いだろうが、一緒にいれば誰かが希望をくれるということをわかってくれると嬉しい」と付け加えた。
『感動は良いがもしかしたら非教育的ではないかと懸念されるので気持ちだけ受け取る』
今回の出来事が広く知れ渡ったことでギグクとその友人たちは有名人になった。写真を見て感動したという人達から、奨学金を送りたい、賞を与えたいなどの連絡が絶えず、職員室は業務が麻痺する程だという。子ども達に会いたいと釜山からわざわざ訪ねてくる人もいたそうだ。地上波放送・ラジオでの子ども達に対するインタビューの依頼も絶えなかった。
しかし先生たちはこのことがかえって子ども達に良くない影響を与えるのではないかと心配していた。ホン・ジョンピョ校長(50)は「子どもたちの行動は大変感心すべきことだが、一方でこんなに話題になることが心苦しくもある。社会が索漠としている証ではないか」と人々に感動を与えることは良いが、もしかしたら子ども達にとって教育的に否定的な影響を与えるのではないかと懸念されることを語った。
ホン校長は「今回の出来事によるご厚意はほぼ丁重にお断りしている」とし「代わりに子ども達にはこんなことがあったと伝え、皆のことを温かく見守ってくれている方々がこんなにたくさんいる、君たちがこれからも友達を思いやる大人に育ってほしいと思っているからだよと必ず話してあげるようにしている」と話した。
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障がいをもつギグクくんに優しくした、という単純なことではなくて
相手を思いやる行為が厚意の押し付けになるのではないかと深く考えながら
行動に移すことができた彼らに拍手です。
ギグクくんも友達の気持ちをまっすぐに受け止め「ありがとう」と
そしてその反応を受けて「ギグクがありがたいと言ってくれて僕たちもありがたい」と話す
友達との友情にも感動しますね!
そして担任の先生や校長先生の言葉にも、考えさせられるものがあります。
素敵なエピソードであり、すべての人がこの子ども達のように行動できるわけではありませんが
こんな出来事が記事に書き起こせないほどたくさん起こるといいなと思いました。
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